CSE
CROSS TALK
CSE社員が語る、仕事の魅力
地域のお客さまに深く入り込み、
経営者と膝を突き合わせ、
経営課題を解決する
コンサルセールスエンジニア(以下CSE)。
実際にどのような活動をし、
またどんな人が向いているのでしょうか?
現在CSEとして活動する皆さんに、
様々な切り口から聞いてみました。
PROFILE
- 安藤 麻祐子 前職:広告会社 営業アシスタント
- 松田 崚 前職:進学塾 講師
- 伊藤 成沙 前職:機械メーカー 一般事務
-
幾坂 航大
前職:半導体メーカー
開発サポート
TALK
THEME 1
仕事内容、日々の活動について
日々どういった活動を
していますか?
1日の流れでいうと、出社後は今日のアポイントについての作戦会議をして、その後お客さま先に訪問。戻ってきて提案書の作成をしたり、次の日のアポイントの準備などをします。
ずっと社内にいる日もありますね。そんな日は提案書を作ったり、次のアポイントの日程調整をしたり。提案書の作成にはけっこう時間がかかりますね。
たしかに、お客さまから聞いた内容をわかりやすく図にまとめるのに時間がかかりますね。私も一緒です。
立ちあがったばかりの部署ということもあって、いろんな商材やサービスが出てくるので、勉強会や研修の日も多いですよね。
1週間のうち、どれぐらいアポイントが入っていますか?
最近は5日中3日とか4日は、アポイントで外出することが多いです。
一方で、ずっと出ずっぱりというわけでもないですよね。次につながれば提案書の作成なども必要になりますから、準備に時間がかかる職種だと思います。
そこがカスタマアテンダント(以下CA)やセールスエンジニア(以下SE)と違う私たちの仕事の特徴ですよね。準備の時間が絶対に必要になります。
お客さまからご相談いただく課題の中には、自分たちのサービスだけで解決できない部分もあるので、そういった時には「他にいいサービスないかな」と人に聞いて探します。ですから、がむしゃらに外出すればいいということでもないかもしれませんね。
お客さまからどんな相談を
受けますか?
いちばん多いのは、やはり「ペーパーレスにしたい」というご相談。あと電子帳簿保存法やインボイス制度などの法改正に伴う対策に関するご相談も多いですね。お伺いした内容によって、「OCR」といって、手書きの文字や印刷された文字を電子テキストデータに変換する提案をしたり、クラウドの提案をしたりすることが増えてきました。
あるタクシー会社さんから「日報」についてのご相談を受けたことがあります。その会社ではドライバーさんがその日何キロ走ったか、運賃がいくらだったかというデータを、全て手書きで記録しており、その手書きの日報を事務員さんがパソコンに入力していました。そこで、ドライバーさんが書いた日報を複合機でスキャンし、ボタン一つで全部パソコンへの入力まで終わる、というシステムをご提案させていただきました。事務員さんの手を煩わせずに、大幅な時間短縮につながったと喜んでいただけましたね。
業務効率化につながる提案は多いですね。私の担当案件でも、請求書や納品書の処理で毎月半日から1日ぐらいかかっていた業務の短縮化の依頼があり、RPA(入力作業の自動化)の導入により、1時間ぐらいで終わるように改善することができました。
私も介護福祉系のお客さまから、勤怠管理についてのご相談を受けました。ICカードで出退勤の時間を打刻するシステムを導入されているのですが、打刻システムの入っていない現場では「今から業務始めます」と事務所に連絡をしなければいけなかったんです。さらに、出勤してから別の営業所に移動した際は、出勤の際の打刻を行ったA営業所にいちいち戻って打刻をしないといけないという課題もあります。これらを解決できるソリューションを現在ご提案中です。
経理などで業務の効率化を図るために、OCRやRPAを導入したいという相談が多いですね。
TALK
THEME 2
入社動機・向いている人材について
入社動機を教えてください。
お客さまと長く付き合っていける仕事であるという点に惹かれました。前職は接客業をしていたのですが、接客はお客さまとの関わりが単発で、お話しして、すぐにさようなら…ということがほとんど。対してCSEの仕事は継続的に何回もお客さまと会って、長いお付き合いになる部分がいいなと感じます。そもそもお客さまと話すことが好きだったのですが、そのお客さまが困っていることを一緒に解決できるのが、自分にとってのやりがいになるな、楽しそうだな…と思えたんです。
素晴らしいですね。他にもお客様と長く付き合っていける仕事や会社があった中でビジネスフロントを選んだ理由はありますか?
そうですね。やはりNTTという安心感ですかね。それから、自分の能力とか売り上げによって、賃金で評価してもらえるという点も自分のモチベーションと自信になるだろうと思って、魅力に感じました。
私は求人広告に載っていた「業務改善」「業務効率化」の単語に惹かれました。前の職場では結構自由にやらせてもらえていたので、エクセルのフォーマットを勝手に変えたりしていました。いかに楽に、やりやすく、仕事が早く終わるようにするかを考えていたので。その時の経験が活かせるかなと思ったんです。
仕事はCAさんと一緒に行動し、1人ではないという点も安心でした。自分は営業にはあまり向いていないと思っていたので、いきなり1人で行くような営業ではなく、ちゃんと営業専門の方がいるというところが良かったです。
私は前職は製造業で検査ばかりしていたのですが、頑張ってもなかなか評価されず…。もっとしっかり評価してもらえる会社がいいなと思ったことと、伊藤さんと同じように1人で営業しないところにも惹かれました。私も営業は未経験でしたから、CAさんと2人でやっていくのであればできるかなと思いましたね。
なるほど、皆さんそんな背景があったんですね。私の場合は、立ち上げの業務がやってみたくて入社しました。私たちが入った時は、ちょうどCSE職の立ち上げ初期の時期。環境が整っていないからこそ、自分たちが改善や提案ができる場面があるんじゃないかなと思って入社を決めました。
アグレッシブですね(笑)
CSEの中には、セールスエンジニアと営業とコンサルティングという3つの要素がありますが、いずれも前職で培った経験が活かせると思えました。以前は塾講師をしていたのですが、子どもに教えたり保護者の話を聞くという意味では営業やコンサルの仕事に通じるものがあります。
また、自分の父親や母親はデジタルに弱く、私がスマホやパソコンの操作を教えると「すごく便利だね」と言ってくれます。ITの専門的な知識があるわけではありませんが、「人に教える」という部分は同じですし、「教えるのが好き」という性格も向いていると感じます。
すごい!ちゃんと考えていますね。
もちろん不安がなかったわけではないですよ。ノルマとか、飛び込みとかがあったらどうしよう…とも思いました。でもそのあたりはマイペースにできているので、心配する必要はなかったですね。
「売れるまで帰ってくるな!」みたいな感じだったらどうしようと…(笑)
そうそう。でもそんなことは一切なかったので安心しました。
どんな人がこの仕事に
向いていると思いますか?
CSEには未来を想像できる人というか、今の問題だけでなく、先のことを語れる人が向いているんだろうと思います。
わかります。お客さまにヒアリングをした時に、「こうしたらうまくいくんじゃないか?」「こういうのがあったらいいな…」とか、いろんなことを想像できる人。「それ、無理じゃない?」と思うようなことでも、「可能性としてありますよね?」と言える人が合うと思いますね。
経営者って、そういった未来や可能性の話が好きな人が多いイメージがありますよね。一方で、自分たちは、経営者の皆さんより若いじゃないですか。だからそういうお話をするのはなかなか難しいなと思っていたのですが、皆さんはどうでしたか?
難しいですね。普段の予定を組むだけでも、今週末ぐらいの予定までしか立てられないタイプなので…(笑)。でも、「将来はもっと効率的に仕事ができればいいのに」とは普段から考えています。経営者も同じようなことを考えている方が多いので、そういう意味では最近は少し話せるようになってきました。
効率化に対する視点は大事ですよね。
たしかに。それに加えて、私は人に興味がある人が向いている気がします。IT化やDXなどの提案を行いますが、結局、人対人の仕事なので、ただ聞くだけでなく、その人自身を知ることが大事。今後のお付き合いを考えた上でも、人が好きという人は本当に向いていると思います。
そうですね。CSE内でも相談する機会も結構多いので、やっぱり人とコミュニケーションとるのが好きなほうが向いていると思います。
TALK
THEME 3
仕事のやりがい・面白さ
この仕事でやりがいを感じる時は
どんな時ですか?
業界業種問わずいろんなお客さまのところに行けるので、自分の知識の幅が広がるのは一番の面白さかなと思います。
とてもわかります。知識の幅という部分は、前職を辞めてこの仕事に就いた理由のひとつなので、やりがいはすごく感じていますね。毎回お客さま先で勉強させていただいています。
お客さま先のオフィスも1社1社ぜんぜん違いますよね。机も1人ひとり席が決まっている会社もあれば、フリーアドレスの会社もありますし、書類が山積みの会社もあれば、綺麗な会社もある。効率化の面でアイデアを出して工夫されている会社もありますし、そういう各社の個性が見られるのも単純に楽しいです。
自分は、「人を知る」ことが本当に楽しいと思っています。「会社をもっとこうしていきたい」と未来を見て話してくださる社長さんがいて、お話を聞いていく中でどんどんその人自身を知っていき、もっともっと知りたくなる。お客さまの課題を解決するためにヒアリングをするのですが、お客さまを知っていくことで結局自分も楽しんでいるんですよね。
以前CAさんから「そのお客さまとは何年もお付き合いしているのに、安藤さんが同行してくれたことで初めて聞くお話が出てきた」と言われることがありました。お客さまに深く入り込めるというのも、私たちの強みかもしれません。
お客さまの抱える悩みを深堀りしていくうちに、気づいたらお客さまとプライベートの話になることもあります。普通の営業をしているだけではそこまで話すことは、なかなかないと思うんですよ。深く入り込めるというのは私たちの得意技ですね。
その分事前の準備には時間がかかりますが、最近は商材別の提案書なども整備され始めているので、前より時間はかからなくなりましたし、同じようなケースを経験したメンバーに聞けば早いこともあります。新しいアイデアももらえたりするので、どんどんノウハウとして蓄積されていっていますよね。
1人で抱え込まない。人に頼ることって、けっこう大事だなと思います。
お客さまから言われて
嬉しかったことは?
「こういうことでお困りじゃないですか?」と聞いたときに「ああ!そうなんですよ!」と言われると、嬉しいです。事前準備してきたことがピンポイントで当たる瞬間というか。
「そうなんですよね」って前のめりに話していただけると、その後の話もどんどん進んでいったりするので、そのための事前準備はやはり大事ですね。
お客さまに共感してもらえた時もそうだけど、「これも考えてよ」と頼んでもらえたとき、嬉しくないですか?信用してもらえているのかなと思えるので、私はそういう瞬間が何よりも嬉しいですね。ただ、すぐにできることばかりではないので、会社に戻ってきて、みんなに助けを求めることもよくあります。(笑)
もちろん個人で解決できればいいのですが、周りの人を頼ってやればいいと思います。自分が考えているアイデアよりも、いろんな人と一緒に考えたものの方が良くなる可能性が高いと思うので。
頼られるということで言うと、お客さまに対してもそうですが、社内のCAさんから頼られるのも嬉しいですね。同行した営業職の社員さんから「今日の幾坂さんのお話を聞いて、提案が広がるイメージが持てました。これからもよろしくお願いします」と言っていただいた時は自信になりました。
営業所にいる他の職種の方と関係性を築いて、私たちの仕事の内容を知ってもらうこともすごく大事ですね。自分たちに何ができるのかをアピールすることで仕事も広がっていきますから。
TALK
THEME 4
地域の二―ズとCSEへのリクエスト
NTT西日本ビジネスフロントが
地域から求められていることは?
中小規模のお客さまが多い中で、私たちが謳っているDXのことや、法が改正されているということを知らない方も多いと思うので、そういった知識をお伝えする役割を期待されているのかなと思います。「未来を教えてくれる人」みたいなイメージです。
たしかにそうですね。もともとはNTTの看板でビジネスフォンや電話機、複合機を売ってきた会社ですが、お客さまが電話機や複合機以外の悩みが出てきた時に「誰に相談しよう。社内でも詳しい人いないし…。この前来てくれたビジネスフロントに相談してみようかな」となるような関係性を求められているかもしれないですね。
お客さまとはビジネスパートナーではありますが、どちらかというと親近感があるというか、近い距離で気軽に相談していただけるのが当社の良さ。何か相談したいことが出てきたときに真っ先に頭に浮かんでくるのが、私たちなのかなと思います。
特に経営者は社員を束ねるリーダーということで、孤独なイメージがあります。社長の後ろにはたくさんの人がいますが、社長の前には誰もいない。ですから、一緒になって会社のことを考えてくれる人がいたらありがたいだろうなと思うんです。日々社長さんと商談をする中でそう感じるようになりました。
中小企業にとってはDX化など課題も山積みの中、経営者は会社の経営のことまで考えなければなりません。相談できる相手もいない中、私たちが相談役になり、社長に寄り添っていくことが求められているのかなと思います。
もし自分たちがいなければ、
お客さまはどうなっていると
思いますか?
お客さま先には、本来は効率化しなければならないことや、潜在的な課題がたくさん眠っています。それらが見過ごされてしまうと、そのまま経営に悪影響を及ぼし、最悪の場合には倒産してしまうこともあり得ますよね。そんな事態を防ぐために自分たちがいるとも言えるのかなと思っています。
同感です。私たちが提案していることって、今すぐにはなくてもいいかもしれない。だけど、やっぱり不便や非効率をそのままにしておくと、少しずつでも全体の業績に悪影響を及ぼすのではないかと思いますね。
事務さんや営業さんが、どんな作業をしているのか意外と知らない経営者も多いと思います。日々多忙で「つらいな…」と思っている社員さんがいるのに、社長がそれに気づけなければ、そのまま退職してしまったり、人手不足になってしまうこともあります。そういった事態を防ぐために、情報提供や、改善案をご提示していくなど、自分たちの持てるサービスでサポートをしていくことが私たちの使命ではないでしょうか。
私も本当にそうだと思っています。今なくてもいいものでも、課題を見過ごしていると、つらい思いをしている社員さんがそのまま退職してしまうこともありますから。そこに関して目を向けるのが私たちだと考えると、「いてくれてよかった」と思ってもらえるような存在になっていきたいと思いますね。
TALK
THEME 5
メッセージ
これから
NTT西日本ビジネスフロントに
入社される方へのメッセージを
お願いします。
自分自身も未経験でしたし、不安だらけで入社しました。しかし一緒にスタートした同僚のおかげで仕事も生活も楽しくなりました。何か困ったことがあっても相談できるので、在宅でいい日も「ちょっと来ようかな」と出勤することもあるぐらい、雰囲気がいいです。
お客さまとの商談の中で難しい場面もありますが、みんなのサポートのおかげもあり、頑張れています。1人じゃありませんからね。入社後、あなたを1人で放置することは絶対にしませんので安心してください。ぜひとも入社されたら一緒に頑張っていきましょう!
雰囲気の良さは私も感じています。私も前職では年齢的に一番歳下で、他のスタッフとちょっと距離を感じていました。今はみんな歳も近く、話しかけやすいです。
そういった雰囲気の良さももちろんですが、前職が何であろうと、その経験が絶対に何かしらの場面で活きるので、本当に安心して入ってきてほしいなと思います。それから、多くの方と接することで、自分の知らない話をたくさん聞けるのもこの仕事の醍醐味です。そういった部分も楽しみにしていてください!
やっぱり入社前の不安は絶対あると思います。初めて営業の場に立つということももちろんそうですし。私の時は立ち上がったばかりの部署ということもあったので、かなり不安でした。それでも試行錯誤し、周りの人に助けもあったからこそ、今やれているんだと思います。
同僚だけでなく、上司との関係もすごくいい会社です。困った時に話しかけると必ず聞いてくれますし、一緒に解決法も考えてくれる。自分1人で抱え込まないでいいように、すごく気を遣って下さっているなぁと感じます。スピード感のある対応もすごいですし、アドバイスをくれるだけでなく、状況によってはお客さま先に同行もしてくださるので、本当に頼りになりますね。
これから入ってきてくださる方も壁にぶち当たることもあると思いますが、自分自身で、時には仲間や上司の力を借りて、ぜひ乗り越える力をつけていってほしいです。
当社の仕事内容に興味があるけど「未経験だし…」という迷いがあるのだとしたら、とりあえず何とかなるから入ってみて!と言いたいですね。2021年に立ちあがったばかりの部署で、手探りの毎日。正直言って苦労することも多かったのですが、CSEみんなでその都度相談をし、まめにコミュニケーションをとり、時には励まし合いながら今のこの形ができてきました。直属のチームリーダーだけでなく、課長や部長にも気軽に相談できる上司がたくさんいるのも、私にとってはすごくありがたいです。
今後、まだまだきっといろいろ大変なこともあると思います。しかしどんな壁にぶち当たっても、みんなで頑張れば、何とかなるという自信はこの1年でつきました。だから安心して飛び込んできてください!