エンジニアに必要なのは、
経験よりも「心」でした。
活躍する先輩がいたから、
不安なんてなかった。
前職はまったく別の業界に10年ほどいましたが、将来性に不安を感じたのと、収入が上がらなかったことで転職を決意。当社に決めたのは、インセンティブなど自分次第で稼げる会社だから。説明会で採用担当の方がとても話しやすく、会社の雰囲気が良さそうだったこともあります。契約社員からの入社でしたが、誰もが知っている会社で福利厚生も充実しているし、HPでキャリアステップが明確になっていたことで、それほど不安はありませんでした。
女性でSE。業界的に見ると少し珍しいと思われるかもしれませんが、当社には女性で活躍されている先輩も多く、それも大きな不安はありませんでした。同行するCAさんはベテランの女性が多かったことで相談もしやすかったですし、女性用の制服もきちんと用意されていました。最初に支給されたパンツの丈が少し短かかったので「もう少し大きいサイズのものはないですか?」と相談すると、すぐにワンサイズ上のものを送ってもらえましたし。初日にどんな恰好で行けばいいのか迷った時も、別の営業所にいる女性のSEから「台に登ったりもするので、伸縮性のないパンツとかパンプスはやめたほうがいいよ」とアドバイスをもらえました。
難しいことほど、やさしくする。
お客さまは大抵SEといえば男性、というイメージがある方が多いので、訪問すると「女性のSEさん?珍しいね」と興味を持っていただけます。社長さんへの訪問の機会も多いですが、若い女性がSEというだけで堅苦しい空気がなごむことも多く、こちらの提案を聞き入れていただきやすいです。ただし、ビジネスフォンを一番多く使うのは、社長さんではなく受付や事務の方。専門用語やカタカナ用語も多いですが、だからこそ使う方がわかるように、きめ細やかに、やさしく、お伝えするようにします。お客さまの心情を思い、気を配ることは、技術や知識以上にSEにとって大切なことなんです。また、実際に使用する方々としっかりとコミュニケーションを図ることで、何気ない会話の中から「もっとこんな使い方ができればいいのに、って思うんですよね」といった課題を見つけることもできます。SEとして活躍するのに男女は関係ないと思いますし、細かい気配りの面においては、特に自分の強みを発揮できていると思います。
遠回りこそが成長への近道。
津山営業所の先輩SEには、本当に様々なことを学ばせてもらいました。言われた言葉で一番印象に残っているのは「壁にぶつかった時、まずは自分で悩め」ということ。誰かに聞けばすぐに解決するかもしれないけど、そうやって得た知識はなかなか身につかない。逆に自分で悩んで苦しんで得た知識はずっと忘れないから、と。たしかにその通り。大きな壁にぶつかり、悔しくて泣きながら仕事をしたこともありましたが、そうやって得た知識はずっと忘れないですね。同じようなケースに遭遇した時は、過去の出来事を思い返し、その時に集めた情報をまとめたノートを見返しながら、より良い提案につなげています。本来はすぐに誰かに聞いて早急に解決できる方がいいのかもしれませんが、遠回りしてでも自分のために経験を積めという教え方をしてくださるのは非常にありがたいです。
インセンティブは、
「よく頑張ったね」というメッセージ。
「転職したら収入が下がる」とよく聞きますが、そんなことはありませんでした。入社1年目はまだまだ未熟。それでも前職の初任給より高かったですし、2年目にして、10年働いた前職の年収と並びました。年功序列で給与が決まるのではなく、頑張った分だけインセンティブなどで還元される今の環境は、とてもモチベーションが上がります。
まずは早く正社員になることが目標です。そして将来は「女性初のSEの育成トレーナーになる」という夢もあります。しかし今は、一人のSEとして実力をつけ、「お客さまの課題を解決するデジタルパートナーに、男女は関係ない」ということを証明していきたいです。まずは、気配りや丁寧さといった自分の強みを活かしながら、地域のお客さまが抱える課題を1つひとつ解決し続けていきたいですね。