武器をフライパンから
ICTサービスに変え、
今日も地域に貢献する。
技術職でもあり、営業職でもある。
お客さまのご相談内容に応じてビジネスフォンやスマホ内線を導入したり、拠点間のネットワークをつないだり、セキュリティを強化したりとセールスエンジニアは技術職ではあるのですが、実は営業の側面も強い仕事。お取引先の社長や担当の方は、「こうしたい」という思いはあっても、技術に関しては詳しくない方が大半です。そういった方々に、この機器を導入すればどんな効果をもたらすのか？会社がどう変わるのか？をわかりやすく説明する必要があります。
ですからITやネットワークの知識よりもコミュニケーション能力のほうが大切と言ってもいいくらい。技術的な知識は入社後にいくらでも習得できます。私自身も理系だったわけではありません。実は、前職は飲食業。まったく畑違いの世界からの転職でした。
漠然とした悩みから、
営業所イチの大型受注へ。
畑違いから転職した自分でも活躍できるんだ、と実感できたエピソードがあります。そのお客さまは情報セキュリティサービスの更改時期が近づいており、そのお話で訪問しました。しかし、いつも担当されている方とは別の方が出てこられました。聞けば「前任者が退職し、自分が後を引き継いだが、ITやシステムにうとくて…。何から手を付ければいいのかわからないのです」と。「現状の体制でも仕事は回るけれど、もっと効率良くできるのではないか？」といった想いはあるものの、具体的にどこをどうすればいいのかわからない。そんな悩みを抱えていたのです。
そこで、漠然とした悩みを一つひとつひも解く作業から始めました。どこに負担がかかっていそうか？誰が無理をしていそうか？何度も訪問し、様々な質問を投げかけ、少しずつ課題の輪郭が見えてきました。社内に持ち帰りCAや上司とも相談。どうやら一部の機器を入れ替えて済むような問題ではなく、大掛かりな改革が必要かもしれない。そう結論づけました。そして最終的に提案したのが「配信レス電話機等30台、スマホ内線50台の設置」「複数の工場をVPNサービスで接続」「情報セキュリティサービスの導入」「会社内の全PCにAI業務改善ツールの導入」でした。半年かけて提案し、最終的にはその月、営業所で一番の大型受注となりました。
「なぜ」「そもそも」「どうすれば」を
考えれば、答えは見つかる。
自分史上一番規模の大きい案件でとてもやりがいを感じたのですが、何より最初にお会いした時に浮かない表情をされていた担当者さまが笑顔で「ありがとう！」と言ってくださったのがホッとしました。機器の選定、設置場所、配線の方法など自分にとって初めて経験することばかり。それらをやりきったことで、大きな自信につながりました。お客さまにしてみれば、今までごちゃごちゃしていてどこか効率の悪かった社内が、配線レスになりフリーアドレス化に繋がり、出先での電話取次はスマホ内線化で今までよりスムーズに。また、AI業務改善ツールで、従業員一人ひとりの働き方が一覧で見える化し、業務が大幅に効率化されたとのこと。その後も順調に業績が伸びているそうで、自分が介在した価値があったなと実感できました。
お客さま自身も気づいていない潜在的な課題に対して、私たちが扱うICT商材で解決できるケースはとても多いです。「なぜ」「そもそも」「どうすれば」という本質的思考を常に持ち続け、目の前の課題に真摯に向き合うことが大事。丁寧で誠実なプロセスを踏むことで、やがて糸口が見えてきます。
経験よりも、心意気。
前職では料理人兼店舗責任者として、お客さまの期待に応えられるよう、おもてなしをしていました。やりがいはありましたが、それが今ではICT商材で知多半島エリアの企業を支えるという全く異なる立場に。経験は関係ありません。私も入社時にはICTの知識なんて全くありませんでした。でも研修がとても充実しているので、必ず知識は習得できます。もちろん受け身ではなく、自ら積極的に知識を吸収する姿勢は持っておかないといけません。会社から与えられる以外にも、自ら勉強していく努力は必要です。自分も勉強は苦手な方ですが、「お客さまの期待に応えたい」という想いがエンジンになり、自然と勉強するようになりました。努力と覚悟さえあれば、未経験からでも成長し、活躍できる。これからも地域のデジタルパートナーとして貢献していきたいと思います。
