チームのリーダーであり、
地域のリーダーでもある。
一人では、きっと挑戦できなかった。
入社当初の自分は敬語の使い方はおろかメールの打ち方すら知らず、正社員になることも考えていませんでした。先輩たちに囲まれて何となく仕事をし「今のままの売上でいいや」「契約社員のままでいいや」と思っていたのです。でもそんな自分に転機が訪れました。それは、後輩たちが入社したこと。それまでは一番下っ端で先輩たちに甘えながらやってきましたが、そうも言ってられない状況になりました。上を目指して頑張る後輩たちの勢いはすさまじく、そのうち自分の売上目標に並び、やがて追い越していくことは明白でした。この時に初めて「今のままでいいのか？」という焦りが芽生え始めたのです。また、彼らがわからないことを先輩に相談した時に、先輩たちが的確なアドバイスを行っている姿を見て「自分もあんなふうに頼られる存在になりたい」と思うようになりました。
実際に正社員になると目標数字も上がり、正直キツいなと思う時もありました。一方で、腰を据えて働く覚悟ができたことで、今まではなかなか足が向かなかったお客さまにも向き合うようになりました。それまで逃げがちだった提案が長期に渡るお客さまにアプローチしてみようと思うようになりましたし、後輩の教育に力を入れてみよう、といった新たなことに挑戦する意欲も生まれました。
一番の先生は、お客さまでした。
未経験で入社した自分が活躍できているのは、研修や先輩たちの丁寧なフォローのおかげであることは言うまでもありません。ただそれだけでなく、お客さまから多くのことを学ばせていただきました。「挨拶する時はこうしたほうがいいよ」「支店に営業をかけるならこの人に声かけたほうがいいよ」など、現場での立ち回りや所作に関して、未熟な私にいろいろ教えて下さいました。社長へのプレゼン前には「社長に提案するなら事前にこういう資料を準備したほうがいい」など、担当の方も味方になってくれて。入社当時からかわいがっていただいているお客さまが複数社ありますが、今でも懇意にさせていただいています。私が昇格して名刺の肩書が変わったり、結婚して子どもが生まれたといったプライベートなことを報告した時にも、自分のことのように喜んでくださいました。お客さまの成長をお手伝いする仕事ですが、自分自身もお客さまに育てていただき、ここまで成長させていただきました。
5名のメンバーを育てる、
リーダーに。
現在はCAとして愛媛のお客さまが抱えるICTに関するお悩みにお応えしながら、チームリーダーとして5名の部下を指導しています。年下の女性1名と、年上の男性4名。リーダーといいながら、チームの中で私が2番目に若いです。年功序列で偉い順番が決まるような会社ではありません。頑張った分だけ成果で還ってきますし、その分評価され、給与や昇進・昇格に反映される。だからモチベーションも続きます。
一方、指導にはやはり気を遣う場面もあります。メンバー個々に目指している目標も違えば、背景も違います。だから1人ひとりを理解した上で、それに合わせた指導を行うようにしています。それでもうまく伝わらない時があり、正直「自分でやったほうが早い」と思うこともあります。そんな時は「どう言えば伝わるだろう？」と試行錯誤しながら、粘り強く会話を続けることを大事にしています。会社の意向を一方的に伝えるだけではなく、相手の思うところも汲みつつ、お互いに腹を割り、納得がいくまで話すことで、少しずつチームの結束力を強めてきました。
「愛媛の未来のために」という
同志とともに。
この仕事を始めてから企業の社長さまや、テレビに出ている大企業の著名な方などとお話しする機会も増えました。普通に生活していると、なかなかお会いできないような方々と接することができるのも、NTT西日本グループならでは。業務レベルのご提案はもちろんですが、経営者の方々は「愛媛の未来のために」という視点でものごとを見ています。とても刺激になりますし、自分の仕事が地域に役立っているんだということが少しずつ実感できるようになりました。これからもたくさんの企業のデジタルパートナーとして、チームを率いるリーダーとして、フロントに立って愛媛という地域の発展に貢献していきたいですね。
